
ピンチが成長のチャンス、という言葉がある。
辛く苦しい時、その中にもたくさん得るものがあると思う。
パニック障害になったとき、自分の意思だけではどうにもならないことがあるんだ、と知った。
周りからどんなに励まされ、アドバイスをもらっても、それでもどうにもならないことがある。
何年もかかって、試行錯誤、紆余曲折。
あらゆることを試して。
それでも、出てくる答えは、自分自身の中にしかない。
タイミングも、自分にもどうにもならなくて、やがて自分にとってちょうど良いタイミングで、少しずつ、ゆっくりと良くなってゆく。
それも、良くなったり悪くなったり行きつ戻りつしながら、少しずつ少しずつ、亀の歩みよりも遅く、前進してゆく。
心身に何かの問題が起きると、それが良くなるまでには、それまでの倍の時間がかかるという。
それだけ、私は自分に負担をかけてきたんだね。
たくさん、我慢をさせてきたんだね。
パニック障害を通して、ずっと辛かった。しんどかった。そう感じている自分と出会うことができた。
辛い時期に、その辛さと向き合えない時期もある。
いつも向き合わなくてもいい。
時には逃げて、遠回りをしたとしても、少しずつ少しずつ成長して行ける。
成長のスピードもタイミングも、みんな違う。
私なりに、あなたなりに、成長していけばいいと思う。