
スピリチュアルでは、ポジティブ思考という言葉があります。
物事をポジティブに捉えるということなのですが、そこに無意識の領域、潜在意識が伴っていないと、空回りになってしまうことが多いと思います。
ポジティブ思考を心がけていた頃は、良かれと思って一生懸命、物事をポジティブに考えていました。
とても傷つくことがあったりとても辛い時にも、意識して気持ちをポジティブに保つようにしていました。
その時は、それで楽になったように感じていました。
でも、無意識の部分で、強いストレスが少しずつ少しずつ溜まってしまいました。
そして体調不調やメンタルの不調を起こしてしまい、回復に何年もかかってしまっています。
ポジティブに考えている時に、傷ついた気持ちや、悲しい想いは、どこへ行くのでしょうか?
存在を無視され、押し込められて、どこにも出ていくところがなくなり、意識の奥深くへとゴミ箱のゴミのように溜め込まれていくのです。
それらは消えることなく溜まっていき、いつか限界を迎えて、体調不良やメンタルの不調などの形で表面化してしまいます。
本当に自分自身をプラスに持っていくのに良い方法は、その時に感じる悲しみ、辛さ、怒り、モヤモヤ、色々なありのままの想いを、しっかりと受け止めてあげることなのだと思います。
人は、何よりも自分自身に、ありのままの自分を受け入れてほしいと願っています。
それが、自分を愛することだからです。
自分自身の想いを、批判も評価もせずに、そのまま受け止めることができるようになった時に、人は本当の意味でポジティブに生きられるのだと思います。