多くを求めない

同じ家族でも、子供を受け入れることよりも配偶者を受け入れることの方が、はるかに難しいと感じます。

子供ならどんな欠点も、どんな理不尽なことを言われても、よほどじゃなければ「仕方ないな」と思えます。

しかしこれが配偶者になると、モヤモヤ…と心にわだかまってしまいます。

これを突き詰めていくと、私の中には配偶者に「分かってほしい」「受け入れてほしい」があるんだなぁ…と思いました。

まずは相手を理解して受け入れることから始めようと思いながらも、ふとした時に、「分かって」「受け入れて」という自分の心が現れてしまいます。

なんだかんだと、配偶者に多くを求め、期待してしまいます。

配偶者も自分と同じ、未熟な人間なのですが、なぜか自分を丸ごと受け入れてくれるような錯覚をしてしまいます。

それは、配偶者に受け入れられたい支えてほしいという、誰もが当たり前に思う、甘えたい気持ちなのでしょう。

それ自体には何も問題はないのですが、その気持ちが配偶者との間でトラブルを起こしやすいように感じます。

大人は、子どもに甘えることがあっても、自分が大人で相手は子どもだという立場をわきまえて、子どもが受け止められる範囲で甘えます。

でもこれが配偶者となると、話が変わってきます。

対等な大人としてというよりも、自分の全てを分かって受け入れて欲しい、と多くを求めてしまいます。

相手に多くを求めると、うまくいきにくくなってしまうことが多かったです。

配偶者もまた、自分と同じように、成長していく途中の魂なんだ、ということを忘れないようにしたいです。

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