
一生を共に生きようと結婚した夫婦でありながら、理解し合い、心を通わせることがこんなにも難しい。
はるか昔から、夫婦の悩みは繰り返されている。
これは単純に男女の脳の仕組みの問題なのだろうか?
女性は太古から本能的に子供や家族を守ることを優先し、男性は本能的に家族のために狩りをすることを優先してきたから、優先するものが違うのだろうか?
女性はとても感覚的にものを考え、感覚的に生きているのに対して、男性はとても論理的にものを考えて生きているからなのだろうか?
ただの夫婦間の問題が、世界共通の男女の問題にもつながることが多い。
子どもを守ろうとする女性に対し、子どもをあえて放そうとする男性。
安全基地ですくすくと育って欲しいと願う想いと、厳しい社会でも逞しく育って欲しいと願う想い。
結局のところ、夫婦を夫婦たらしめるのは、相手の願いや想いを、お互いにどれだけ汲めるかなのかもしれない。