教育の難しさ

ホームエデュケーションをしていくうちに、徐々に腑に落ちてきたことがあります。

教育ってとても繊細で、とても感覚的なことなんだな…ということ。

世の中には色々な教育法、色々な考え方があるけれど、1番に押さえないといけないのは、目の前にいるこの子は何をしたいのか?だと思います。

例えば、私は娘が幼児の頃に、シュタイナー教育の美しい世界に魅せられて、音楽、絵などに取り入れていました。

そしてシュタイナー教育のオイトリュトミーという教授法をやってみたいと思い、そのための高額な教材を思い切って購入しました。

ところが…

「怖い!」と言われてしまい、拒否されてしまいました。

そのしばらく後にモンテッソーリ教育に出会い、娘にはその方がとても合っていたようでした。

今思うと、絵本などもファンタジーは怖がり、科学の本や現実的なものなどはっきりしていて具体的なことを好んでいたので、曖昧なものだと余分なことを想像してしまって怖かったのだと思います。

何が良いとか悪いではなく、子どもが100人いれば100通りの性質があり、1人として同じ子どもはいなくて、しかも年齢や状況によっても変わってくるので、今目の前にいる子どもが何をしたいのか、それが大切だと思いました。

もしかしたらどんな教育すらも必要はなくて、子どもは自分で自分を教育し育てている…とすら思います。

つい、良いとされるものがあるとやらせたり与えたくなってしまいますが、出会いのきっかけ作りや紹介をする、というくらいの軽い気持ちでいた方がいいな、と反省した出来事でした。

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