
物心ついた時から、何かから呼ばれたような気がする時には、外へ出て夜空を見上げていた。
その中でも一際明るい星が、何かを届けてくれる。
それは言葉ではなくて、いつもイメージだった。
私も心の中で感じる想いをイメージにして送る。
チカチカ瞬いて、受け取り、送り返す。
そのうちに図鑑で、明るいその星は、金星だと知った。
月も星も私にとっては、幼い頃からの友達。
悲しい時、辛い時には、いつもそばにいてくれた。
私の願いには、流れ星をたくさん見せてくれた。
深い深いところで通じ合って、繋がっていると感じられる。
どこまでも広がる星空を眺めていると、私も宇宙の一部で、みんな一緒にいるのだなぁ、と感じる。
動物も、星空を眺めていたりする。
愛犬も、よく星空を眺めていた。
生き物はみんな、自分の星と会話をしているのかもしれない。