
自分に厳しい人は、周りの人達にも厳しい。
目標を持って努力をしたり、よりよく成長していこうとする厳しさは、自分に前向きな気持ちを連れてきてくれる。
でも、自分の足りないところや、頑張ってもなかなかできない苦手なこと、そして持って生まれた変えられない性質や弱い部分を認めずに、否定し、叱咤激励する厳しさは、自分を嫌いな気持ちを連れてくる。
頑張れば少しずつ結果が出てくるようなことなら、気持ちも前向きに明るくなり、自分にも他人にも優しくなれる。
でも頑張っても変えられないことや、どうにもならないことを自分自身に対して求め続けていると、それは常に「できない自分」「弱い自分」を否定し続けていることになる。
大きく見れば「自分のありのままを認めず、否定して批判し続ける」ことになる。
脳にも、心にも、誰の言葉よりも自分自身の言葉が1番ダイレクトに届き、潜在意識にも大きな影響を与えているという。
自分自身の言葉が、いつも自分を否定して、弱い悪いところばかり指摘していたら…。
それは、自分に対して優しくないし、愛が伝わらない。
自分自身に優しくなれない時は、周りにも優しくできない。
人は完璧じゃない。
不完全で、凸凹を持って生まれてくる。
不完全さがあるから、良いところがよくわかる。
そして弱いところと良いところは、表と裏でひとつになっている。
弱さがあるから、より良く成長できる。
私は色々なハンデがあって、様々なことを敏感に受け取って強くストレスを受けてしまう。
そんな自分が負担で大変な時もあるけれど、だからこそ学べることがある。
弱さを認めて愛せるから、少し強くなれる。
平和は、自分自身に優しくすることから始まると思う。