
似顔絵を描いていた。
似顔絵を描く時には、相手の顔を、隅々まで、じっくりとまじまじと見つめないといけない。
そうしていると、あれ、こんな顔をしていたんだ…と改めて気がつくことが多い。
いつも見ているようで、案外ちゃんと見ていないものなんだな…と思う。
特に目を見つめていると、心と心が繋がってゆくような感覚になる。
なんだか恥ずかしいけれど、じっとひたすら相手の存在だけを見つめていられることがとても嬉しくて、じわっと心が温かくなる。
言葉なんかいらなくなる。
ぜひ、大切な人の顔を見つめてみてください。