
1番端っこと1番端っこ。
物事は、どうしても1番端っこと端っこで捉えられがちです。
特に、こちらが良い、あちらが悪いというものの良し悪しで捉えられることが多いです。
例えば、食事はこれを食べるといい、あれを食べてはいけない。
デマだ、デマではなく真実だ。
育児はこれがいい、それは間違っている。
あなたの考えは間違っている、あの人の言うことは正しい。など…。
特に、健康関連は命にも関わってくるからか、意見が1番端っこと端っこになりがちです。
でもよく考えてみると、これが良い、と言い切れるものは何もないのです。
日本人は海藻類を食べると身体に良いけれど、外国人の身体には海藻類は消化できず合わないように、1人1人、身体も体質や気質も違うからです。
大まかに、日本人全体としてこれを食べると良い、ということはありますが、それは何千年もかけて、食べられてきて健康に生きてこられたからです。
歴史という、データに裏付けられているから、日本の和食は日本人にとって良い、と言えるのです。
でも半面、まだそこまでのデータがない他の食事法は、必ず良い、とは言い切れません。
人によって、これが自分には合っている、身体が楽になる、ということはあると思います。
それでも、その1人の身体でさえも、ずっと同じ状態ではないのです。
その時その時で移り変わって行くので、その時の状態によっても、合う食事も変わってしまいます。
世の中の物事は、和食のように普遍的なもの以外は、ほとんどが移り変わっていきます。
だからこそ、良い加減、真ん中より良ければ良い、という感覚は必要だと思います。
真ん中よりも良ければ良い。
何事も、ほどほど、良い加減です。
私も色々な健康法や食事法をやってみましたが、結局、添加物や農薬のなどには気をつけているけれど、中庸が1番かなと感じています。
もちろん、明らかに問題があることには声を上げなければならないこともありますが、健康もスピリチュアルも、何事も中庸に立って、どちらもありうるかもしれない…と眺めてみることは大切なことだと思います。
そこから見つけられることもあるのではないでしょうか。