
生きていると、どうしても辛い時があります。
時には、生きていくことが怖くなることもあります。
真っ暗なトンネルの中をずっと歩き続けていて、いくら歩いてもどこにも行かれない。
周りにいくらアドバイスをしてもらっても、そのトンネルからどうやっても抜け出せなくて、もがいていました。
とても苦しくて、その状態で生きていくことが、怖くて仕方ありませんでした。
自分も周りも、誰もこの状況から救い出すことができませんでした。
そんな時、『考えない練習』という本に出会い、それを実践していたら、いつのまにか、その長く苦しいトンネルから抜けていました。
それ以来、どうしても辛い時には、考えないようにしています。
ただ、生きるのです。
寝て起きて、支度をしてご飯を食べて、やるべきことを作り、やるべきことを淡々とこなし、お風呂に入り、時間が来たら目を瞑ります。
ひたすらそれを繰り返し、何か考えそうになったら、常に、目の前のやること、今、この瞬間に意識を向けるようにします。
そうしていくらか時間をやり過ごしているうちに、気づいた時には、その辛さに耐えられるようになっていました。
時間が、耐える力を与えてくれるように思います。
それが、どんな辛い時も耐えられるように、神様が人間にくれたギフトなのかな…と思います。